「むし歯にならない」は、つくれる。
「むし歯ができたから歯医者に行く」のではなく、「むし歯をつくらないように通う」――
それが、これからの歯科のスタンダードです。
むし歯は自然にできてしまうものではありません。生活習慣やお口の中の環境によって、そのリスクは大きく変わります。特に子どもの頃の口腔環境は、その後の人生の“歯の健康”に直結します。
実際、予防歯科を国ぐるみで推進したスウェーデンでは、むし歯の発生率が大幅に減少しました。
同じように、日本でも「家族みんなで予防する習慣」を育てていくことが、将来のむし歯ゼロを目指す第一歩です。
小さなうちから適切なケアを始めることは、“生涯むし歯に悩まない歯”というかけがえのない財産をつくること。お腹の中にいる頃(マイナス1歳)から始まる予防の習慣が、お子さまの未来を守ります。


STEP1:むし歯リスクを“見える化”する
いたやこども歯科では、まずお口の状態やむし歯リスクを科学的に可視化するところから始めます。
POINT・カリエス検査(子ども)により、むし歯のなりやすさ・菌のバランスをチェック
・染め出し液を使い、磨き残しやプラークの付着を視覚的に確認
・総合的にむし歯リスクで評価し、家庭でも継続しやすい改善アドバイスをお伝え
STEP2:フッ素ケアで“歯そのもの”を強く育てる
むし歯予防において、フッ素の取り込みは非常に重要です。特に、乳歯や生えたての永久歯は柔らかく、むし歯の影響を受けやすいため、早期ケアが将来の歯の強さを左右します。
POINT・年齢・歯の状態に合わせた適切な濃度と方法でフッ素を届けます
・半年ごとに電流を用いたイオン導入法で、歯にしっかりフッ素を浸透
・ご家庭でも、フッ素配合の歯みがき剤やケア用品を併用いただき、医院とのダブルサポート体制を築きます

パイオキュア
通常のフッ素塗布より、効果的にフッ素を取り込むことが可能です。
小さいお子さまから大人まで使用でき、むし歯になりにくい強い歯を作ります。

STEP3:一人ひとりに合わせた“カスタムホームケア”のご提案
生活リズムや年齢、保護者のケア状況によって、取り組みやすい内容は異なります。いたやこども歯科では、一人ひとりに寄り添ったホームケアをご提案します。
POINT・歯ブラシやフロスの選び方
・仕上げみがきのコツ
・おやつのタイミングや内容

STEP4:成長段階に応じた“生活習慣まるごと”のアプローチ
予防歯科は、歯だけを見ていては成り立ちません。 いたやこども歯科では、食べ方・姿勢・呼吸・飲み込み方まで含めた、トータルな成長支援を行っています。これは、いたやこども歯科ならではの“成長に寄り添うオリジナルメソッド”です。
POINT・妊婦さん、0歳児、1〜2歳、3〜6歳、小学生と、年齢ごとに異なるテーマに対応
・「姿勢が悪いと、噛む力や歯ならびにも影響する」など、発育とお口のつながりを丁寧にフォロー
・管理栄養士・保育士・歯科衛生士などの多職種連携により、家庭でも無理なく取り入れられるようサポート

”年齢別”の予防歯科
予防歯科は、お子さまの成長に合わせて内容を変えることが重要です。

妊娠中(マイナス1歳)
- ママのお口の環境を整えることで、赤ちゃんへのむし歯菌の感染リスクを減らす
- 妊婦歯科健診・歯ぐきの炎症や歯石のチェック・クリーニング
- 食生活や歯みがき習慣のアドバイス

0〜2歳(乳歯が生え始める時期)
- 生え始めの乳歯の状態チェック
- 仕上げみがきのやり方指導(親向け)
- フッ素塗布(低濃度)
- 姿勢・呼吸・飲み込みのアドバイス(離乳食の進め方含む)

3〜5歳(乳歯がそろう時期)
- むし歯リスクチェック(カリエス検査など)
- フッ素イオン導入(定期的な処置)
- 染め出し液を使った歯みがき指導(視覚的に楽しく)
- 噛み方・食べ方のチェック
- 口呼吸や舌の癖(口腔機能発達)の早期発見

6〜12歳(永久歯に生え変わる時期)
- 永久歯のむし歯予防(シーラント、フッ素処置)
- 磨き残しのチェックとフォーム指導(本人にも自覚を)
- プラークスコア管理
- 顎の成長や歯並びの観察
- 食習慣やおやつの摂り方指導